work life balance

毎年いわれることですが、年末年始やお盆、そしてゴールデンウィークのような長期の休日の時期になると、テレビのニュースでも、一斉に企業および役所で休暇が始まり、道路や鉄道などの異動手段や観光地は軒並み混雑するという内容の報道をします。

高速道路は渋滞し、新幹線などの乗り物は混在してかえって疲れがたまります。

平日に仕事で疲れがたまり、休暇の時期に人込みで疲れ、定年になるまでに疲れ果ててしまいますね。

これでは質のよい仕事をすることはできません。

 

ご存じのように、日本の社会では、職場の中の自分の周辺が忙しいと、休みを取りにくいという風潮があります。

そうした風潮を無視して、休みを取るということは、なかなかできないものです。

しかも、自分はさほど忙しくないのに、他の人が忙しいのに自分だけ休みを取ることはできないとか、あるいは上司に休みを取ると申し出をしにくいといった理由で、休みを取らないという人は多いのではないでしょうか。

 

こうしたことを背景に、これまで政府が祝日を増やしてきました。

海外では、さほど祝日は多くありません。個別に休暇を取るからです。日本では一斉に休むので、祝日が多いとその分休めるという、受け身的に休むということになるのです。

 

ところで、世の中は昔に比べ、休みをとり、育児休暇や介護休暇を取る、などかつては考えられないように変わってきました。

もちろん法律によるところが大きいのですが、社会もそれを後押ししてきました。

一般に仕事と自分の生活とのバランスを考える時代になってきました。俗にいうワークライフバランスですね。

 

ではワークライフバランスとは何でしょうか。

ちなみに東京都は、ライフワークバランスとは、人それぞれの希望に応じて、「仕事」と、子育てや親の介護、地域活動等の「仕事以外の生活」の調和がとれ、その両方が充実している状態を指しているようです。

何か抽象的でどのようにでも解釈できそうですが、従来の働き方を見直し、ワークライフバランスを実現し、個人や企業が成長発展し社会が充実していくというのだそうです。

 

これは、社員個人だけの取組では、無理があります。企業トップの号令が大切です。

同時に管理職の理解も必要です。管理職が古い考えに凝り固まり、なかなか新しいことを受け入れないケースはよくあり、せっかくトップがそうしたことに理解を示しても、社員との間にはいる管理職がトップの意向を無視すると、会社全体にトップの考えが浸透しません。

 

管理職としては、部下に休暇を取られると、その分の業務をどうこなしたらよいかわからないと不安に感じてしまうとうことも理由の一つとして挙げられます。

これまで、別のブログでも述べてきましたが、業務を効率化し、組織に力をつけることが、そうした管理職もトップの意向に従って、休暇を取得しやすくする環境をつくれるようになります。

 

(業務の効率化については、既出『中小企業における業務の組織化』をご参照ください)

 

そして、社員が一定期間休みを取っても部署を回せるような仕組みを作っていくことです。

一方で、休みを取りにくい管理職も休める環境づくりも必要です。

一時的な権限の委譲や、何か問題があった場合の対応など、あらかじめ設定していくことで対応できるようになります。

そうすることで、通常の休暇だけでなく、育児や介護などにも対応できていくようになるのです。 

管理職が休める環境を作り、まず管理職から休みをとり、自身の生活とのバランスを図ります。そして、一般社員がワークラーフバランスを考えられるような環境をつくることです。

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