等級制度

等級制度構築

等級制度とは、能力や仕事、役割などで社員をいくつかのくくりによって区分し、等級で社員を管理していく制度をいいます。等級制度は多くの企業で導入されており、大半は表現が導入している会社によって異なりますが、社員の保有能力によって区分される職能等級制度、あるいは職務によって区分される職務等級制度や役割等級制度といったものになります。日本企業では以前より職能等級制度(かつては職能資格制度と表現しおりましたが、職能等級制度に移行してきているようです)を導入し、運用してきました。その後職務に基づく職務等級制度や役割等級制度を導入する企業も多少増えてきているようです。

企業としては、等級制度を構築することで、人事管理上社員の管理が運用しやすくなりますし、組織を維持していく上でも、対応しやすくなります。

また、社員の側から見ても、会社の中での自分の位置がわかるようになり、会社内において自分がどのように進むべきか自分なりに考えることができ、自身の将来に対する方向性を設定しやすくなります。

役職だけで管理するのではなく、等級も含めて管理することにより、社員の育成についても長期の観点で計画を立てることができるようになります。

また、高い業績を上げる成績の良い社員は評価が高く、早めに昇格できるルールを作り、昇格させることで本人のモチベーションを高められるようになり、更に業務に集中するようになります。また他の社員もそうした例を見ながら業務に接し、高い評価を得られるよう努力します。このように相乗効果を得られることで、会社全体として組織の底上げが図られ、会社の目標達成に近づけるようになります。

 

役割等級制度

フェリクスHRコンサルティングでは、役割等級制度をベースに人事制度の中に組み入れ、等級制度や評価制度とともにトータル人事制度として制度設計を行います。

役割等級制度は基本的に職務を基準に考えますが、それぞれの職務で果たす役割が異なり、それぞれの役割を明確にし、その役割について定義付をして等級を設定していきます。

等級設定で何等級までにするのかについては、社員の人数など会社の規模よって異なります。社員の規模が大きくなればなるほどそれに合わせて等級制度上の等級も増えることになります。そして等級とは別に職位も設定しますが、それぞれの等級に対応する職位も合わせて設計いたします。

それぞれの職務には行うべき業務や責任の範囲等があります。それらの内容を職務記述書として詳述し作成します。職務記述書を作成することで、どのような職務がどのような役割を有しているかが理解できます。社員自身にとっても職責や業務の範囲が明確になり、より働きやすくなります。

そして社員が上位等級に属する職務を目指すことで、自分の進むべき道を自分で描き、自分で切り開いていけるようになります。

職務記述書を作成することで、そのポジションの具体的内容が理解することができ、管理職にとっても部下指導に利用できます。

等級制度を運営するにあたり、どの職務がどの等級に該当するのかという区分けをするためには、格付けするための基準が必要になります。等級格付けに必要な要素に基準を設け職務一つ一つを評価し、等級格付を行います。そしてその職務に就いている社員一人ひとりがそれぞれ自身の等級が決定されるということになるのです。

また、昇格について、現在の等級からさらに上位の等級に達することを昇格といいますが、一定のルールを作って、昇格の基準を決めます。

一般に成績の良い人は、評価結果も高く、昇給や賞与など、報酬で報われますが、早く昇格し、更に上位等級の給与を受けることでさらにモチベーションが高まります。

等級制度も運用が大切です。もちろん社員を管理することは大切で、そのために制度を活用することもひとつの目的ですが、上司が自分の部下を育成する場合、仕事を通じた方法や、外部での研修の参加など様々な方法で育成を行いますが、長期的視点で等級制度をとらえ、昇格させるために必要な育成方法を検討するといった点で、管理者の制度に対する理解も必要となります。

弊社では、人事制度構築に伴う管理者研修について、ご要望に応じて実施いたします。

このように等級制度や評価制度、給与制度はそれぞれ関連しあい、トータルの運用を行うことで制度の運営の精度が高まります。

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等級制度構築の流れ

制度構築に関して、職務をベースとした等級制度の構築となります。したがって、個人の能力ではなく、社員一人ひとり日々行っている業務がその制度構築の基礎となります。

まず、社員がそれぞれ携わっている業務を明確にする必要があります。社員の業務について、どのような業務を行っており、その業務に対する責任の大きさはどうか、そしてどのような役割を果たしているのか、また必要とされる能力はどうかなど、様々な観点から文書を作成してきます。そうした内容をまとめ、職務記述書と称したものを作成します。

役割等級をいくつかの等級に区分します。これは、」お客様の企業規模に応じて決定することになります。それぞれの等級にそれぞれの職務をあてはめる必要がありますが、そのために等級格付基準を作成します。これは、それぞれの等級に必要とする要件を定め、この等級にはこうしたことが必要であるといった内容をまとめ、基準を作成したものになります。

次に社員の等級を決定しますが、各社員が担っている職務に該当する等級がその社員の等級となります。一つひとつの職務について等級格付基準に基づいて等級を決定し、その職務の社員の等級が決まります。

一方で昇格および降格についてもルールを作り、運用方法をまとめ制度の中に組み入れます。特に昇給および降格については、給与制度とも関連しますので、給与制度と合わせて進めるようになります。

等級制度ができあがり、社員を新しい制度に移行することになりますが、制度設計をする上で、現状から制度移行を行う際に、時折例外的なことが生じることもあります。そのような場合には、どのように進めるべきかお客様に解決案をご提示し、結論を出していただいた上で進めることになります。

何度もシミュレーションをしながら会社にふさわしい形に仕上げていきます。

 

implementation for grading scheme

 

 

 


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