社員が仕事の責任感を向上させ目標を達成する

社員の人たちの仕事は、部署内で割り当てられた業務をそれぞれの社員が担当しております。

それらの仕事は、基本的には上司からの指示に基づきます。

他部署から異動してきた社員や、新しく入社した社員に対して、上司は部署内の仕事をその人たちに割り当てます。

 

新たに入社した社員の仕事

とはいえ、実際には、実務を担当している社員が、細かな仕事の内容や仕事の仕方を説明し、

新しく入った社員への面倒は、その現場の社員が行うということが一般的です。

 

また、他部署に異動する社員や、退職で後任が入社する場合は、異動あるいは退職する社員が引継ぎを行い、実際の業務に支障がないようにします。

他部署から異動した社員や、新しく入社した社員は、最初は与えられた仕事に慣れていないこともあり、緊張感も手伝って、できるだけ早く処理しようとします。

 

そのため、業務上でわからないことがあると、同じ部署の他の人や上司に聞いたり、あるいは自分で調べたりして、最後まで仕事を終了させようとします。

 

そして、早く仕事に慣れて一人前になって部署の人たちに認められようとします。

そうした日々が続き、努力の甲斐があって、次第に仕事に慣れてきます。

 

だんだんと仕事にも慣れ、部署内の雰囲気にも慣れてくると、今度は仕事がマンネリ化していき、不注意によるミスなどが生じてくることがあります。

仕事の慣れによるミスというものですね。

 

このようなことは誰にでもあることでしょう。

もちろん着実に仕事を進め、自分の責任のもと、ミスなくしっかりと仕事に取組み人もおります。

でも会社には、そのような人ばかりがいるわけではありません。

 

ケアレスミスをしやすい人は、やはり初心に帰るという言葉があるように、当初の気持ちを持ち続けることは大切なのでしょう。

 

部下の仕事に対する姿勢

このように、仕事に対する慣れや、あるいは定型作業のような、一定の流れの中で処理できるような仕事は、

自然と気のゆるみが生じ、ミスなどが生じやすくなります。

 

部署を受け持つ上司としては、責任をもって対処するように、部下に指示を出しますが、それでも収まりません。

部下の人たちに対し、責任をもって最後まで仕事を完成させてほしいと思っているでしょう。

 

どうすれば、部下の人は最後まで、責任をもって対処するのでしょうか。

人は、上司に言われた通りに処理すれば、仕事は完成するという意識を、どこかにもっているものです。

 

そのため、「作業」は終了したので、自分の責任は果たした、と内心思ってしまうのです。

こうした意識に陥らないようにするためには、部下の人の意識を変えることが必要になります。

 

進める方法としては、指示は概略程度にしておき、途中の進め方や最終結果まで、本人が考え本人の意思で進めるようにさせるようにします。

 

そして失敗をさせてみることです。もちろん会社に大きな影響を与えるような仕事での失敗は困ります。

しかし、後でリカバリーができるようなあまり大きくない失敗であれば、取返しがつきますので、

多少時間がかかったとしても、本人は前へ進むことができます。

 

社員本人の意思による行動

要は本人が失敗することで、自分の考えたやり方が間違っていたことを、身をもって経験するのです。

それを反省し、改善策を考え、次につなげられるようにします。

もちろん自ら行った結果の失敗ですので、後々まで記憶に残ります。

 

次は失敗しないようにしようと思い、無意識のうちに責任感が生じてくるのです。

そうすることで、この社員は次第に成長し、いずれは管理職になっていくことのです。

 

大切なことは、本人が自分の考えて進めている中で、上司は途中で口をはさみ、本人の考えを変えさせるようなことはしないことです。

 

もちろん相談をしにきたら、指導はしますが、あくまで、指導に留めるのです。

そして、自分の考えが間違っていると理解した時点で、考え方を転換し、正しい方向に自分を持っていくように見守っていくのです。

 

部下の人は悩みながらでも、一つのまとまり仕事を、責任をもって完結します。

 

自主性のある組織について、弊社ブログ『指示待ちから自主性のある組織への変革』をご参照ください。

 

まとめ

新しく入社した社員や異動で赴任した社員に関しても、時間とともに仕事に対してマンネリ化し、ケアレスミスも行うようになってしまいます。

そのようなことを避けるために、管理職の人たちは、自分の部署で、部下に対し、受け身的にならないよう、自ら考えて行動できるよう指導していきます。

そうすることで、組織全体の能力が向上していきます。

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