ワンマン経営から組織化した企業経営へ

社長が一人で会社を立ち上げ、順調に業績を伸ばしてきた企業でも、

規模の小さな企業では、社長が隅々まで会社のことを分かっています。

規模がさほど大きくない場合には、社長が直接社員に対し、詳細にわたり指示を出します。

会社を一から立ち上げたので、細部に至るまで自分で行ってきました。

そして、問題が生じるたびに自分で解決しているため、隅々まで分かっているのです。

 

しかし、社員が一人二人と入社し、次第に社員が増えて組織が整ってきます。

ある程度の規模になった場合、本来はそれぞれの部署に権限を持たせるべきですが、

必ずしもそのようにしない人もいます。

むしろ、その方が多いかもしれません。

 

自分が大きくした会社なので、すべて自分で管理したい、という思いがあるのでしょう。

また、採用した社員はまだ能力的に任せるレベルに達していない、と思っているかもしれません。

気持ちは分かりますが、そのような状態ですと、更なる規模の拡大は難しくなっていくでしょう。

 

一般的に、会社に対する思い入れが大きいほど、自分で全ての分野を行いたいと思いたくなるものです。

そのような意味では、我慢することも大切です。

 

ところで、組織とは何なのでしょうか。

使用する状況によって、様々な意味があります。

ウェブで調べてみると、社会科学における組織は、

「共通の目標を有し、目標達成のために協働を行う、何らかの手段で統制された複数の人々の行為やコミュニケーションによって構成されるシステム」

のことだそうです。

何やら難しそうに書いているようですが、会社の中の一つの部署を考えてみると当てはまるように思えます。

 

一般的に、「組織」という名称は、会社というもので捉えると、一つの部署であったり、会社全体をさしたりして極めてあいまいです。

その時々で意味を変えるのでしょう。

 

会社の中の部署として組織を考えた場合、組織にはそれぞれ役割があり、

さらに業務を標準化して人員を一定にして、組織自体を大きくしていく必要があります。

 

会社を大きくしていくには、組織の役割を明確にし、責任と権限を与えなければなりません。

小さな会社で、社長一人がすべてを決定し、社長からの指示で働く社員数名で運営している会社から、更に大きな会社にしていくには、

従来の手法から脱皮し、個々の部署が組織として動けるような仕組みづくりが必要となります。

組織を作り、その組織に長となる人を任命し、その人が与えられた部署を任され、運営していきます。

 

最初は心配のあまり、細かいところまでチェックし、従来のように社長が直接一般社員に指示を出したりしてしまうこともあるでしょう。

けれども、そうしてしまうと組織は動きません。

自分が任命した部門の長に任せ、自分は社長としての仕事を全うするようにしていくことで、部門の長も成長し、会社も成長していきます。

 

組織は、仕事を細分化し、複数の部署に分けていきます。

したがって、その時点で担当している社員が新しく部署ができても引き続き同じ仕事をすることになります。

そして細分化した組織の長に任命する人を決め、その人に部署を管理してもらいます。

後は、その組織の長から報告を受けるようにし、その組織が期待した通りに機能しているかどうか判断するのです。

 

このように、いままですべて、自分で行っていたことを、部門長が行うようになるのです。そして少しずつ形ができてくるのです。

 

ここまでになったら、あとは、中長期の計画をたて、どのように会社を大きくしていくのかを検討する段階に入ってきます。

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