社員との意思疎通を図り組織を強化する

社員の皆さんは、上司の指示に従って働いています。

とはいっても毎日細かな指示を与えるということは少なく、大きな指示を与え、その中で決まったやり方で決まった仕事をこなしているのです。

基本的に各部署で行う仕事はある程度決まっており、社員の人たちはそれに基づいて業務を行っているのです。

 

会社に対する不満

社員とはいえ、普通の人間ですので、毎日同じことをしていると、マンネリ化に陥り、業務そのものが流れ作業になってしまいます。

 

集中力を欠いたケアレスミスなどが生じ、しばしば問題となることがあります。

 

また一方で、会社が何か新しいことを行おうとしたり、

従来と違うやり方をしようとしたりすると、内部から不安や反対の意見が出たりすることもあります。

 

当然現場では現場でのやり方があり、日々大変な思いで仕事をしております。

現場の社員は、会社はそうしたことを考慮せず、好き勝手なことを言っていると思っているのです。

 

これはある意味やむを得ないことです。

営業部門では毎月の売上予算があり、また管理部門では、限られた人員や設備の中で与えられた業務を何とかことなしているのです。

 

それ以外に今何か新しいことを始めるといわれても、現場の社員に余裕はなく、「勝手にやってください」と思ってしまうわけです。

 

そのようにならないためにも、何かしらの仕組みを作り、会社の考えを社員に理解してもらう必要があります。

 

一方で、会社側からの一方的な指示だけでは、社員からの不満は高まりますので、現場の状況を理解することも必要です。

そのためには、社員からの意見も聞かなければなりません。

 

社員の意見や考え

ところで、社員の人たちは、毎日忙しく働いているのに、仕事は楽しいと感じているのでしょうか。

それとも、大変だとかつらいなどとか思いながら仕事をしているのでしょうか。

一般的には、後者の方が多いようなことを言われております。

 

そうであれば、社員は能力に比して成果を出せずいることでしょう。きわめてもったいない話です。

 

職場の雰囲気づくりは極めて大切です。会社のみならず、各部署の長の役割も大きいと思われます。

 

話がそれましたが、どのようにして社員が考えていることや意見を求めればよいでしょうか。

一般的に、社員は会社に対してあまり意見を述べたりしません。

もちろん自己主張をする人はそれなりにいますが。

 

会社と社員とのコミュニケーション

それには社長自ら社員に対して、会社の方針や今行っていることを伝える方法を考えることです。

一方的に連絡するたけでなく、現場の社員からの意見も聞くことです。

少人数の会社ほどやりやすいと思います。

 

1回だけでなく、定期的に実施することで、社員との距離が縮まり、社員の考えを理解することができるようになります。

 

ただし、全員が理解するわけではありません。中には否定的に考える社員もおります。

会社の考えを理解してくれる社員を少しずつ増やしていくことで、否定する社員もいずれは従うようになります。

 

このように社員との意思疎通を図り、社員との距離を縮めることで、会社が行おうとしていることを社員が理解できるのです。

 

そして、現場の社員から聞き入れた内容に基づき、現場が改善される方策を少しでも行い、実施します。

 

そうすることで、社員は自分たちの考えが反映してもらえたと感じ、会社の考えも受け入れるようになるのです。

次第に会社の目標と社員のベクトルが近づいてきます。

 

会社の目標と社員のベクトルについては、弊社ブログ『中小企業が会社目標と社員のベクトルを合わせる』をご参照ください。

 

まとめ

社員は会社に対して意見や考えを持っていますが、それを述べる機会がありません。

また、会社が社員に会社の方針を伝えると共に、社員が意見を述べる機会を作ることで、少しずつ社員の距離を縮めていきます。

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